整形外科で行われる手術の多くは身体にメスを入れるという医療行為を伴うため、創傷・出血、そして痛みをはじめとするさまざまな生体反応が身体および精神に負担をかけます。このような負担から患者さまを守りつつ、必要な手術を安全かつ円滑に進行させること、それが「麻酔」です。
当クリニックでは、麻酔科医が神経ブロック・鎮痛剤を使い分けるなど、術後の痛みのコントロールを行い、患者さまの状況に応じた最もふさわしい治療が行えるような体制を整えております。

当クリニックでは、医学博士・整形外科専門医による侵襲を抑えた手術（最小侵襲手術）を提供しています。
侵襲を抑えた手術（最小侵襲手術）とは、皮膚を極力小さく切開して行う手術のことで、切開する幅が短いため手術時間の短縮や出血量を少なくすることができます。
また、従来であれば切離していた関節周辺の筋肉・腱・靭帯などの組織を温存し、早期回復・早期社会復帰を可能とする最新の手術方法です。

術後は癒着がおき、手術した周囲の筋や組織が硬くなってしまいます。術後の機能的な問題(可動域の低下、動き、痛み、筋力低下など)が残らないように、リハビリをしっかり行う必要があります。術後は心身ともに負担が大きく根気も必要です。
当クリニックでは整形外科疾患におけるリハビリの重要性を認識し、機能回復はもちろん、患者さまのQOL（生活の質）の向上を目的に、経験豊富で優秀なリハビリスタッフが充実した手厚いリハビリを提供いたします。

手術療法が必須である整形外科分野において、手術前のインフォームドコンセントから手術前後の患者さまへの対応、手術後のリハビリテーションにいたるまでの各段階で、各疾患の手術法に応じたきめ細かい管理を行うことは非常に重要です。
当クリニックには整形外科専門医のほか、内科循環器専門医もおり、はっきりとしない痛みや体の不調などについても内面、外面の両方から原因を探し治療に結びつけていく取り組みを行います。